1977年にVictorから発売された、ダイレクトドライブレコードプレーヤーです。単体製品として販売されたターンテーブルTT-71を搭載した高性能プレーヤーです。ターンテーブルは総重量が2.2kgあるもので、強力な トルクによって1.4sec.(1/2回転)で規定回転状態になります。 　33 1/3回転、45回転とも正常にロックします。また、STOP時のブレーキ動作もしっかりしています。アームリフターは上下ともスムーズに動作します。カートリッジに、オーディオテクニカ製のVM型カートリッジAT10G（RD）を添付していますので、すぐにレコード再生を楽しむことができます。 【整備について】 使用中に経年劣化対策などのため、以下の改良を行っています。 1)RCAジャックの取付 　元々は信号ケーブル直付けですが、シールドカバーにRCAジャックを取り付け、取り回しがしやすいようにしました。 2)インシュレータ修理 　インシュレータのゴムパーツが劣化し外れた状態でしたので、ゴム部分を除去してねじ止めしています。現状ではサスペンションが効かない状態です。 3)カバーヒンジ交換 　カバーのヒンジが劣化していたので、別の製品から流用しました。ヒンジのばねが強いためか、前縁が少し浮く状態になっています。 4)その他 　プレーヤ正面の銘板がありません。 付属品 RCAピンケーブル(1m ) EP盤アダプタ VM型カートリッジAT10G (RD)　当時の販売価格8,800円 -------------------------------------------------------------------------------------------- Audio-Technica AT10G (RD)仕様 型式 VM型 再生周波数範囲 20～20,000Hz 出力電圧 5mV(1kHz・5cm/sec.） チャンネル・セパレーション 28dB(1kHz） 針圧 1.5～2.5g(2.0g標準値） 負荷抵抗/容量 47kΩ/100pF 質量(シェル含む) 19.5g