送料無料！ 希少な色の濃いニッケルシルバーの太い丸棒です。洋銀 洋白 ジャーマンシルバーとも呼びます。機械式時計の地板材料として手に入れたものです。太さはφ28.5mm、長さは約13.8cmあります。長さは面取りされている部分を除いた値です。面取り部を入れた場合の長さは141mm＋αあります。
最近流通の多い中華の謎素材やアマチュア工芸向けではなく、ドイツWieland製の確かな合金です。組成はCW400J相当品で、銅49%、ニッケル7%、亜鉛39% に快削性を与える添加材としてマンガン2%、鉛3%が含まれています。国内でナイフ材料として流通している洋白の板材はNickel分が多く、粘りが強く、非常に削りにくく、色もほぼ銀色で「コレジャナイ」感じの素材ばかりですが、今回出品の丸棒は味の濃いジャーマンニッケルシルバー（German Silver)で、真鍮より明らかに硬いのに添加材のおかげで快削性があり、精密な加工がしやすい素材です。バンドソーでの切断時間はカドミレス快削真鍮の倍でしたが、旋盤での加工感は真鍮とそれほど変わらず、ムシれず、挽目がとても綺麗です。切削面の様子はサンプル画像で判断してください。
素材の色はとてもエレガントで、指紋をつけても黒変しにくいです素材です。時計に使うならA. Lange & Sohneのようにロジウムメッキをかけない素地仕上げにするのも良いでしょう。切削面の質感や色は画像で判断して下さい。未使用丸棒材ですが、保管時の打痕や酸化膜があります。色見本として他の洋銀や銅合金と一緒に写した画像もアップロードしましたので、比較検討して下さい。香箱や微細加工はC7900等快削洋白の方が向いていますが、ピンの抜き差しに対す耐摩耗性ならこちらです。要は地板向きって事です。自分は円形ではなくφ36〜38 x 幅26mmのトノーなので縦挽き(長手方向にスライス)してストックしてます。
価格以前に入手困難な素材になります。楽器素材や竹竿金具に使う φ２０mmまでの快削洋白なら稀に見かけますが、時計地板に使える品質でφ25mm以上の太さはまずヤフオクには出ません。送料込みでこの即決価格なら文句ないはずです。基本的に自分用として定尺購入した分の余りしか出品していないので、早い者勝ちです。
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