1911年5月に進水し、1912年4月に悲劇的な事故で沈没した有名な客船タイタニック号(RMS Titanic)の船内から1990年代にサルベージされたボイラー用石炭の実物の破片の出品です。
以前、海外の専門店で購入した物です。

・本品について
1990年代にフランスの海洋調査会社や引き上げ権を獲得したニューヨークのサルベージ会社などが潜水艇などでタイタニック号の残骸を調査した際に、多数の船の部品や備品、乗客や乗組員の遺品などが海底から回収されました。
そしてこれらの品々は、展覧会としてロンドンの国立海事博物館をはじめとする世界中の博物館などで公開されました。またこの時、引き上げ費用回収のために船内から回収した燃料の石炭がコレクターなどに売却されています。
こちらはその際に販売された石炭の破片となります。石炭本体はアクリル製のディスプレイ容器に収められており、証明書が付属します。

現在、沈没から時が経つと共にタイタニック号の残骸は徐々に腐食による崩壊が進みつつあり、2030年頃にはほぼその姿を消すといわれています。
そんな儚く朽ちて近い将来消えていくであろうタイタニック号の世界的にも有名な事故の現場に当時、実際に存在していた物だという歴史のロマンを御堪能頂ける、まさに貴重な歴史の証人ともいえる逸品です。ぜひこの機会にいかがでしょうか。

ディスプレイの寸法(約):縦横7cm高さ14cm