刃渡り５寸（約１５０ｍｍ・刃厚４ｍｍ・全長３００ｍｍ・重量・２３５ｇ・鋼材・ＳＫ５）の両刃の剣鉈です。 昔から用いられていた「ナタヅカ【ウワミズサクラ】」の柄を装備した剣鉈としては最小の、携行に優れている鉈です。 刃は新潟県三条市の名工、「相田合同・郷道忠治」による物です。 神話にも「ハハカノキ」の名前で登場するナタヅカは、手に衝撃が伝わりにくく、体に優しい特質を持つ、柄の材料としては最高級品なのですが、 芯持材のため量産に向かず、個人でカスタマイズするに留まっていました。 この柄を、昔ながらの形状を活かしながら、究極のグリップを現代に再現した物です。 厚みのある刃は堅牢で、今キャンプサイトで人気のバトニングやフェザースティック作りなどにも最適です。 他の特徴として、表皮が剥がれない数少ない種で、意匠的に面白く、滑り止めにもなります。軽い上に強靭で、万が一折れても繊維が繋がり、 刃の部分が飛んでしまう危険性が少ないという特徴も持ち合わせています。 樹脂や強化木のハンドルと違い、表皮の残った太目のナタヅカ柄は、獣脂にまみれても滑らないと、獣をさばく人たちにも好評を頂いております。 多目的に重宝する本品は、正に和製ブッシュクラフトナイフと言っても良いと思います。 桐製の鞘付きで、下げ緒は真田紐です。