ご存じYAMAHAの名機NS-10M（通称テンモニ）PROです。久々の「全部のせ！」バスレフハイブリッド版です。しかも稀少な美品PRO。下記ご覧いただければ少々高めの価格も納得と思います。 　 ◎ネットワークのコンデンサ全交換（写真9枚目参照） ◎内部接続部を研磨清掃・はんだを音響用にして再接続 ◎背面バスレフポート＋天然ゴムフィラー ◎ウーハの白コーンにスピーカー専門ポリマー加工 ◎ウーハのエッジ柔軟化処理 　 ここまでやるとどうなるか…。 楽器がそこにあるかのような定位、雑味なく艶やかで張りのある音色、音が見えるような豊かで色彩感ある音像。感動ものになりました。ミュージック許容入力（最大入力）も120Wと大きく、ツイータはアブソーバ付で高音リアル、低音の迫力もあり、本気で最高です。 テンモニに慣れている人ほど「あ…！」と絶句だと自負しております（あくまで主観ですが本気）。テンモニ共通の特徴「あたかもFMのサブスタジオにいるようなリアル感」もアップです。正直申し上げて自分用改造で「PROはどこまでイケるかな」と最初から採算度外視でした。 ◎ウーハのポリマー加工とは、コーン紙の表面に極めて薄い高分子密着被膜を作るもので、一義的にはコーン紙の劣化を防ぎ、本来の白さを取り戻し、湿気や紫外線などからウーハを守るためですが、コーン紙の剛性を高め、音を引き締めて音像をハッキリさせる効果があります。ウーハの表面に若干のツヤがあるのはこのポリマー加工ゆえ。また高分子被膜は極めて薄い被膜であるため質量をほとんど増やすものではなく、音色の方向性そのものに変化はありません。 ◎背面バスレフ化で、明らかに低音が増強されました。コンデンサ交換とも相まって、重厚かつパンチの効いた音になっています。天然ゴム製のフィラーを付けていますから、元に戻したい場合は装着してください。元通りのかっちりと堅い「いかにもテンモニ」の音に戻ります。 ◎本体価格＋色々部品代・改造費＋メルカリ手数料＋郵送費込みで、かけた時間を考えると、高コスパ、リーズナブルだと思います。おまけに紛うことなき美品。私のモットーである「なでなでしたくなるテンモニ」レベルは軽くクリアしています。写真を拡大するなどしてお確かめください。どうぞ本気でテンモニ好きな方に。幅215x高さ382x奥行199mm。【0102麻】